農業をはじめたい!
情報収集
まずはどんなことをやりたいか、実現するためにはどんなことが必要か、情報収集や農業相談をしてみましょう。
また、自分が目指すの就農パターンを考えてみましょう。主な就農パターンは次の2つです。
独立・自営就農する
自分がやりたい農業を独立して自営で経営するパターンです。新たに農業経営を始めるためには、農地や資金の確保、技術の習得など乗り越えなければならないことがいくつもあります。決して簡単な道のりではありませんが、一つ一つ確実にクリアしながら、無理の無い就農へ結び付けましょう。
農業法人に就職する
従業員として農業法人(企業的な経営を行っている法人格を有する組織)に就職するパターンです。近年では農地の確保や施設・機械の整備、運転資金等が必要となる独立・自営就農に比べ、農業法人に就農するパターンが増えています。
目指すビジョンを明確にします
独立・自営就農したい方
- 栽培したい作物は何か?
- 何種類の作物を栽培したいか?
- どれくらいの面積規模で栽培したいか?
(どれくらいの売上をめざしたいか) - どの地域で農業を行いたいか?
- どのような栽培方法(露地栽培あるいは施設栽培、通常栽培あるいは有機栽培など)にしたいか?
農作業に従事できる労働力と栽培する作物やその種類、面積規模、栽培方法等がうまくマッチングしているか、考えよう。
農業法人へ就職したい方
- 農業法人ではこうした人を求めています
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農業に対するやる気や熱意、植物や動物が好き、健康や体力はもちろんのことですが、農業法人の経営者は、就農時に基礎的な知識や技術を身につけていることを望んでいます。富山県が行ったアンケート調査(H25年実施)では、「就農前に勉強しておいてほしい」と回答した農業法人の経営者が9割近いという結果も出ています。
また近年、生産だけでなく加工・販売部門などを取り入れて経営の多角化に取り組む農業法人が増えてきており、新商品の企画・開発や販売先の新規開拓など農業以外の産業でこうした企画・販売部門のノウハウを身につけた人も求められています。
就農準備
農業経営をしたい方
農地・住宅の確保
経営開始に必要な農地、営農に適した住宅を確保する必要があります。
機械や施設の確保
経営に必要な機械や施設をリースも含めて検討する必要があります。
営農計画(青年等就農計画)を作成します
生産計画、販売計画、資金計画の明確なプランにしよう。
農業を始める
農業法人へ就職したい方
求人情報の収集
就職先を選ぶ際には、仕事内容や給与以外にもチェックしておくべきポイントがあります。
- 社会保障
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厚生年金、健康保険、労災保険、雇用保険等の適用により事故や疾病の際の不安などが解消されます。
農業法人に就職した場合、身分は被雇用者となり、社会・労働保険の加入の手続き等の事務処理は農業法人側で行うことになります。
- 就業条件
- 給与制、休日・労働時間、退職金制度等の就業条件が整備されているか確認しましょう。
- 複合事業
- 生産以外に、加工や販売等を一貫して手がける「6次産業化」を行っている農業法人があります。